このサイトは以前は北海道の『なつぞら』の舞台になった十勝の東部地方に住んでいる医療関係者が自分と地方行政組織との関わりから生じた考察を記載してきましたがコロナ等の対応で忙しくなりました。それでこのサイトに関心を持っていた別の人間(私、発言者X)が運営を引き継ぐこととなりました。現在の運営者は医療関係者ではありませんが以前の運営者が行政との関りで体験したことについて十分な説明を受けていますし、行政との関りの中で得た様々な資料(公開資料)を譲り受けているので徐々に文章を完成行きたいと思います。以前の運営者の医療関係者はもうこのサイトにタッチしなくなったので今後このサイトに書き込まれたことに関したはその医療関係者に一切の責任はありません。すべて私Xの責任です。
元々その医療関係者ははリベラルな人間を自認している人間でもともと行政にはあまり関心はありませんでした。人類社会を支配している最も普遍的な法則は市民の自由な活動こそが社会の発展、幸福、福祉の源でありその法則を最もよく体現するものが民間の活動であると信じていて民間は民間、行政は行政と考えていました。ただ数年前から地域の医療介護を全体として一体として地域で運営していく地域包括ケアシステムが始まり、ある程度行政にも関心を持たざる得なくなりました。当地の地方行政組織とのやり取りは私の想像をはるかに超えるもので広く一般の意見を聞きたいと思いこの文章を書いています。
結局ある組織の本質を考察する場合、ポイントは2点あると思われます。 一つはその組織との関わりから、その組織の発言等から推察されるその組織の組織原理、行動原理である。もう一つはその組織の実際の行動から客観的に推察されるその組織の行動を支配している法則性である。この世に存在するものは我々の感覚を通して認識され、それは一定の法則に従って存在する現象として認識されるのである。有る事物の本質は、実際にその事物を支配している法則性によって規定されているのである。この二つ、ある組織の法則性と、行動原理は観察者の目には明確に分けられない場合も存在すると思われる。
行政とは社会の一部を構成する一部です。社会とは何でしょうか?社会とは一つの有機体の
ように思えます。社会が出来るまでの進化の歴史を考えると生物が最初単細胞生物から始まり、多細胞生物に進化し最終的には人類が生まれ、人類は社会を形成しました。社会は有機的存在であり一個の生物であると思われます。見方によっては地球も一個の生命体に見えなくもないし、大胆な見方をすれば宇宙全体が一個の生命体と解釈できないこともないと思います。人間と言う有機体を例にとれば、人間という有機システムが健康体であるためには、人間を構成する様々なシステムが健全に機能し、全体として人間という有機システムも健全に機能する必要があります。人間を構成するシステムとしては精神神経システム、免疫システム、消化器システム、運動器システム、内分泌システムなど様々なシステムが想定されます。社会も健全に発展していくためには社会を構成する様々なシステムが健全に機能し発展していく必要があります。人間として地域社会が健全に発展していくこと、地域社会が一つの有機体として健全に機能することを望むのは、ある意味で感情的ではない理性的な地域愛であると思われます。そしてシステムとしての行政組織は地域社会を構成する大事なシステムの一つなのです。
そこで私の体験を通じて差しさわりのない範囲で世間の人に問い掛けたい。行政関係者を含めて自由に意見を出してできれば自由に議論していきたい。
行政や地域社会にかかわって様々なシステム、サブシステムを想定して次のような問いかけをしていきたい。
当地において①民主主義はシステムとして機能しているか?②多様性原理はシステムとして機能しているか?③自由な議論はシステムとして機能しているか?④行政の透明性はシステムとして機能しているか?⑤行政による民間活動の促進はシステムとして機能しているか?⑥町民の基本的権利の擁護という概念はシステムとして機能しているか?⑦権力のチェック機能はシステムとして機能しているか?⑧法の支配は機能しているか?⑨社会的正義はシステムとして機能しているか?今後次第に情報を整備して議論していきたい。
0コメント