モンテスキューが『法の精神』(1748年)で「すべて権力をもつ者はそれを濫用しがちである。彼は極限までその権力を用いる。権力の濫用をなしえぬようにするためには、権力が権力を抑制するよう事物を按配することが必要である」と述べている。現実に身近な行政の動きを観察していてもこの言葉が当てはまるように見える場合がある。
わたしは、自分の内には、わたしの肉には、善が住んでいないことを知っています。善をなそうという意志はありますが、それを実行できないのです。「新約聖書、ローマの信徒への手紙8-18」
それで善をなそうという自分には、いつも悪が付きまとっているという法則に気づきます。
「新約聖書」「ローマの信徒への手紙8章20節」
カントは人間の本質はその不完全性にあるといった。人間は自らの利己心を自分ではコントロールできない存在でお互いの利己心が打ち消しあって社会には利己心が無きがごとき見える社会体制が必要であるといい、それを『共和的体制』と呼んだ。現代風に言えばチェック&バランスである。
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